「ESGナイト」を開催しました！

「プロジェクト・エングローブ」の募集開始に伴い、プレイベントとして7月13日(水)・14日(木)の2夜に渡り「ESGナイトDay1・Day2 」を開催しました。

Day1では、「ESGに取り組む神戸市内企業と神戸のポテンシャルについて」

と題し、弓削牧場代表の弓削忠生氏、神戸北野ホテル総支配人・総料理長の山口浩氏、神戸情報大学院大学学長代理の福岡賢二氏をお招きして、神戸ならではのESG事例をご紹介いただきました。

 

弓削牧場は、牛の放牧、生乳や乳製品の加工・販売、レストラン運営などを手掛けられています。西日本で個人酪農家では初めてのチーズ製造をスタートされた弓削ご夫妻は、トライアンドエラー精神を発揮し続け、乳牛ふん尿を発酵させた小型のバイオガス装置を場内に設置。バイオマスの副産物である消化液も畑の有機肥料として利用しました。最前線の循環型農業経営モデルをいち早く開始され、この取り組みを神戸市内に広めたいというあくなき探究心と実行力に参加者からも驚きの声が上がりました。

 

 

「世界一の朝食」及び料理に科学的解釈を取り入れ、サステイナブルシーフードを基点とした食文化醸成や観光振興による地域活性化に関する取り組みをされていることで有名な神戸北野ホテルの山口氏は、未利用魚の活用を通じて水揚げに対して漁業者の収入向上を図っていく持続可能な神戸モデルの漁業発信に取り組まれています。海洋資源の70%近くが飲食業で消費される欧州と比べ、高度な流通技術が家庭レベルに浸透し、多種多様な魚を食べる文化が根付く日本で取り組む意義を語って頂きました。

これまでアフリカ33カ国から170名の留学生を受け入れている神戸情報大学大学院の学長代理を努める福岡氏からは、ICT（Information and Communication Technology）による社会課題解決を専門的に学べる場を創出する意義について、またルワンダとの交流によるスタートアップエコシステムの取り組みを通したICT人材育についてお話頂きました。「早く行きたければ一人で行け、遠くに行きたければみんなで行け」というアフリカのある部族の言い伝えを挙げながら、多くの人を巻き込み事業を行う重要性について、参加者に投げかけます。

2夜目のESGナイトでは、ESGビジネス最前線: 都市のライフスタイル変革に挑む」と題し、

リージョナルフィッシュ代表取締役の梅川忠典氏、LUUP代表取締役社長兼CEOの岡井大輝氏、Midtownの代表取締役CEO中村貴裕氏をお招きし、最前線のESGビジネスについてお話しいただきました。

「今地球に、今人類に、必要な魚を」をテーマに水産資源の安定供給を目指すリージョナルフィッシュは、良質な水産物由来のタンパク質食を供給するために「スマート陸上養殖」と、進化させたいDNAを刺激することで自然の回復力で進化を促す「欠失型ゲノム編集」に取り組まれています。梅川氏は近い将来人類が直面するであろうタンパク質の供給不足問題を解決する熱意を語られました。

新しい交通インフラとして電動キックボード事業を展開されているLUUPの岡井氏には、電動・小型・一人のりのマイクロモビリティのシェアリングサービスを通して、CO2削減しながらすべての人が安全・便利に移動できるまちづくりを目指す熱意と事業プロセスについて語って頂きました。

 

「宇宙×気候変動×生物多様性」をキーワードに地球規模の社会課題解決を目指すMidtownの中村氏は高校生の頃に読んだ科学雑誌Newtonをきっかけに宇宙に興味を抱き、月面産業ビジネスに取り組まれています。

 

水産資源、モビリティ、宇宙と多岐に渡る事業を通じて、いかに都市のライフスタイルを変革し持続可能な社会を創り出すのか、熱い議論が繰り広げられました。

 

募集に向けた最後のイベントとして、、8/1(月)・2(火)に、「ESGトーク vol.1 & vol.2」開催します！
ESG領域の第一線で活躍する実践者であり、2022年度（第２期）で「プロジェクト・エングローブ」のメンターを務めていただく4名の方をお招きし、トークセッションを行っていただきます。ぜひこの機会にご参加ください。

 

詳細とお申し込みについては以下のPeatixページをご覧ください。

「プロジェクト・エングローブ」ESGトーク

ESGトーク vol.1  

日時：8/1(月）17:30-18:30

お申し込み： https://esgtalk0801.peatix.com/

 

 ESGトーク vol.2　

日時：8/2(火）17:30-18:30
お申し込み：https://esgtalk0802.peatix.com

 

​写真撮影: Life Journey Inc.