2021年11月26日

フロンティアラボ 第六回「VXデザイン」開催レポート

レポート

11月2日、4日にフロンティアラボDay10-11のオンライン・セッションを実施しました。今回の目標は、①これまでに議論してきた事業アイディアの絞り込み、②事業アイディアに関わるバリューチェーン・トランスフォーメーションの描き出し、③バリューチェーンにおける自社のポジション特定です。

パーパスと重要課題(マテリアリティ)からビジョンを描く

まずは田村から、事業アイディアの絞り込みにあたって、チームで決めたパーパスと取り組むべき重要課題(マテリアリティ)、そして事業ビジョンとアイディアとの関係性についての説明がありました。

パーパスとマテリアリティの交差点上に描かれた理想的な未来像=事業ビジョンは、すぐに到達できるようなものでない場合も多いです。ですが、闇雲にアイディアを出すのではなく、本当に到達したいビジョンに近づけるように複数のアイディアを構想し、マッピングしてみる。すると事業ビジョン達成へのロードマップがおのずと出来上がっていきます。

この話を受けて、チームごとにもう一度、自分達が設定したパーパスと事業ビジョンにずれはないか? 検討中のアイディアで本当に重要課題を解決できるのか?など、少しクリティカルな視点を入れながらディスカッションを重ねました。

誰と、どんな商流を作っていくのか

次にVX(バリューチェーン・トランスフォーメーション)と、その中での自社のポジション特定へと進みました。事業ビジョンを実現するためにはどのような人たちと組み、どのような商流を作ればよいのか? また、どのような仕組みがあれば共感者を増やし、事業の実現に漕ぎ着けられるのか? 必要なプレイヤーとプロセスの可視化を通して、俯瞰しながら構想を膨らませていきました。

次回は神戸市内に集合して、「プロトタイピング」をテーマとしたワークショップを2日連続で行います。プロジェクト・エングローブでは、手を動かしながらアイディアの精度を高めるためのプロトタイピングというよりも、「なぜこの事業をする必要があるのか」という「なぜ」の部分に共感し、同じスタートラインに立つ仲間を増やすためのプロトタイピングが大切だと考えています。次回は共感をいかにデザインするか、という視点でワークショップを進めていきます。

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