2022年12月26日
「神戸市発表会」開催レポート
レポート
12月18日(日)、120 WORKPLACE KOBEにて、「神戸発表会」を開催しました。これまでの講義やワークショップで得た学びと対話を繰り返してきた参加者5チーム、23名。メンターから示唆に富むアドバイスを受けながら、自身のチームメンバーと共に切磋琢磨し走り抜けた4ヶ月の成果を初めて発表する場となりました。
各チームによる発表時間は10分、その後20分かけてメンター陣からのフィードバックが続きます。
全ての発表を終えた後は、「練りに練ったパーパスとミッションを元にアイデアの解像度が上がり、ビジネスエコロジーが広がっている」と賛辞の声が上がりました。
地域外の人たちとの積極的な関係を構築することで関係人口を増やそうと試みるチームや、共有財産と私有財産との間に新しいビジネスエコロジーを探索するチーム、環境変化が目まぐるしい現代において地球規模の海洋資源をどのように活用するか模索するチームなど。
各チームのプレゼンテーションは、自分達が大切にしたいステークホルダーとしっかり向き合った上で、多様なステークホルダーを巻き込んでいく熱い想いと個性が光るアイデアでした。
メンターからは次のような鋭くも温かいアドバイスをいただきました。
「この4ヶ月間紆余曲折ありながら辿ってきた道のり。みなさんが描く、共に貢献し合えるビジネスアイデアに関わる人たちはきっと幸せになると思う」
「継続することが大切なので、具体的にどこからやり始めるか、どうポジティブに色々な人を巻き込みながら続けられるか、考えてどんどん企てを試みて欲しい」
「フレームに照らし合わせてみることが有効。似たようなパーパスを持っている別業界を実際見てみることも参考になる」
「実現したいこと全てを自分たちが中心になってムーブメントを作る必要はない。もし既に近いことを実現している、やろうとしているプレーヤーがいるならば、それをサポートするという方法もある。柔軟に目指したい世界を描いて欲しい」
また、翌月に迫る東京発表会に向けたアドバイスとして、
「投資家の方々もいらっしゃる予定だが、資金調達とは仲間集めだと思って欲しい。誰がステークホルダーで、何を助け・助け合い、仲間となってもらうのか、を考えながら、ゲストと対話してほしい」
「元々は大企業から取り組みが始まった”ESG”だが、今はスタートアップも取り組む時代。大企業と中小企業では前提が違うので、一企業で抱え込むのではなく、仲間や業界・社会全体で考えていく機運を、エングローブに参加している皆さんが作って欲しい」
という温かな激励が飛び交いました。業界の違う5チームが共にアイデアをブラッシュアップしていく過程で、多くの学びや気づきがあったかと思います。チーム間の繋がりも芽生え、神戸のまちを共に描いていきたいという熱い想いを感じました。
次回は東京での発表会。チームの更なるステップアップが期待されます!
写真撮影: Life Journey株式会社