2021年10月15日

フロンティアラボ 第三・四回「未来洞察-事業機会の特定」開催レポート

レポート

9月最終週から10月1週目にかけて、2週連続でオンライン・ワークショップを行いました。今回は、「未来洞察」を行なったうえで、今後の「事業機会の特定」に取り組みました。

「未来洞察」 Day4-5(9/28.30)

「未来洞察」では、10年後の社会を具体的に想像しながら、未来社会と現在の間にあるギャップをグループごとに検討しました。未来を「予測」するのではなく「洞察」する、それは不確実な未来に対して柔軟に対応していくために、あらゆる変化の可能性に目を向けることです。そのために、様々なバックグランドを持つメンバーで議論し、今までの自分では捉えられていなかったものに対して気づきが得ていくワークとなりました。各チームの議論をまとめたものが下の図です。

続いて、この「洞察」をもとにマテリアリティ(重要課題)をアップデートしていきます。自社を取り巻く様々なステークホルダーにしっかりと目を向け、見える世界の解像度を上げていくこと。企業の視点で考えると、どうしても顧客や株主の方を向きがちだったものを、クリエイティブパートナーやファシリテーターの助言を入れつつ、地域コミュニティやサプライヤー、従業員の視点なども多角的に検討していきました。

2週目は「事業機会の特定」Day6-7(10/7.8)

次のステップとして、Day2-3で設定したパーパス(社会的な存在意義)をしっかりと踏まえた上で重要課題と見比べながら、事業ビジョンを打ち出すワークを行いました。下の図のように、二つのベクトルの合成したところで事業ビジョンを打ち立て、その領域の中で様々な粒度のアイディアをプロットしていきます。アイデアを発散していく際には、それがどんな新しい行動・習慣・価値観につながるのか?また逆に、新しい行動・習慣・価値観からどんな新しいアイディアが導き出せるか、その繰り返しに取り組んでいきました。このプロセスは次回以降もまだまだ続きます。

これまでのキーワードの関係性を示した図

この2週間のワークを通じて、グループ内のコミュニケーションが円滑に、より活発になってきたように思われます。また、全体共有の時間が増えるにつれ、グループを超えた意見交換も行われるようになり、事業分野を横断した思考の共鳴も生まれてきました。いよいよ次回は、ふたたびメンターを交えた神戸でのワークショップ。これまでのワークの積み重ねをもとに、さらなる探索が続きます。

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