2021年9月16日

フロンティアラボ 第二回「アセット棚卸し」開催レポート

レポート

2021年9月10-11日に、フロンティアラボDay2-3のワークショップを実施しました。

今回は、各企業の「アセットの棚卸し」から、企業のパーパス、および取り組むべき重要課題を導き出すことを目的とし、2日連続、合計10時間におよぶ濃密なワークショップとなりました。

神戸市内企業5社のプレゼンテーションからスタート

旭光電機(株) 和田さんのトークの様子

初日は、イノベーションマップといわれるツールを用いて、会社の歴史や理念、商品・サービス、得意領域等を共有していただきました。そこから経営資源の棚卸しをすべく、顧客・価値・技術・キーパーソンの情報をチームごとにまとめていきました。2日目の午前中は、自社の視点のみならず、ステークホルダーの視点も入れこむことで、社会にどんなインパクトをもたらすことができるのかをチームで探索しました。ここでは、多様な業界で活躍するクリエイティブパートナーの知見が生かされて、企業目線だけでは導きづらいパーパスがどのチームもしっかりと設定できたと思います。午後のワークでは複数のステークホルダーの課題と企業の課題とを同時に検討しながら、マトリックスの作成に挑戦。今後取り組むべき重要課題(マテリアリティ)を探索していきました。

ワークショップを終えて

ディレクター田村によるレクチャーの様子

参加企業からは「普段はつい目の前の課題に囚われてしまうけれど、思い切って先を見据えることができてよかった」という感想や、「お客さんの課題の発見から解決、ステークホルダーの一部の側面から社会課題まで広げていく手法を通じて、これまでにない視点の広がりを感じた」という言葉が聞かれました。
ディスカッションに伴走してくださったメンターの一人、永田さんからは「企業があらゆることのハブとして何ができるか問われている時代。皆さんには大胆に未来を描いて欲しい」という激励も。また、同じくメンターの緒方さんは「資本主義の中では様々な関係性を断ち切りながら進めてきたが、今は、関係を断ち切らずに、しかしコストもかからない事業の作り方を検討すべき時期に差し掛かっている。いろんなことが関係していることを意識していかねばならない」とコメントされました。

日本テクノロジーソリューションチーム内での議論の様子

これまでの3日間のチームワークを通じて参加者の緊張もほぐれてきて、議論が活発になってきました。今後、未来洞察、事業機会の特定をテーマとしたオンラインワークショップが続きますが、展開が楽しみです。

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